手縫いを中心にレザークラフトをお教えしている当教室ですが、もちろん道具類と合わせて機材もかなり揃っています
基本、教室では家にある手持ちの道具たちでモノ作りが完結できることを目標に、道具の仕立てや包丁での革漉き作業なども要望に応じて練習していただいてます
シンプルな道具と技術でかなりのことは出来るものです。
ただそこからさらに一歩進んで異素材を組み合わせたり、効率やクオリティーを上げていくためには用途に応じた機材の存在も欠かせないもの
ある程度、製作が身についてくるとさらに可能性を広げてみたくなるものですよね
そんなアイデアを助けてくれる機材、しっかりと使い方を学んでいただければ教室でもどんどん使っていただいてます。
たくさんある機材のなかから、使用頻度の高いものを今日はすこし紹介してみたいと思います。
皮漉機 NP-2
定番のニッピ皮漉機、革の裏面を削ぎ落として厚みを調整する機械です。全体を薄くするべた漉きも可能
パーツのへり周りを漉いて収まりを良くしたり、折り返しやすくしたりとなくてはならない働き者です。
それにしてもなんで革じゃなくて皮スキキなのか昔からナゾ(^_^;)
工業用腕ミシン SEIKO HCL-2BL-BT
ロングアームタイプの厚物用ミシン、帆布と革のコンビバッグや内装を生地で仕立てるときなど、やはりミシンがあると作れるものの巾が違ってきます
教室でももちろん、基本の使い方からしっかりと練習していただけます。
工業用平台ミシン MITSUBISHI DY-350
同じくこちらも厚物用のミシンです、フラットベッドタイプなので家庭用のミシンを使った経験のある方は馴染みやすいタイプ
型は古いですがモーターは新品に替えてます、まだまだ現役バリバリ
アンティークミシン SINGER EA227282
EA~というのが型番なのかロットナンバーなのかもよくわかりません^^;
アンティークというかビンテージといっても過言ではないこのミシン、実は前オーナーからの借りパク中
足踏み式で出番はあまり無いですがメンテはしっかりしてますので普通に縫えます、調子もバッチリです!
ハンドプレス各種
上はBellmexの3トンプレス、抜き型で革を裁断するときに使います。
下の小さいのは打ち駒を取り付けるタイプ、カシメやバネホックなどの金具用です。
箔押し機 WTJ-90A
刻印やアルファベットの名入れ用の箔押し機です
300度まで温度設定可能、素押しで焼印をいれたり箔押ししたりと大活躍!
ただこちらはもうすぐ機材を入れ替えする予定、新人が入ったらまたどこかでお知らせすると思います。
革用バフ機
モーターに軸がついてるだけのシンプルな機械ですが、これがなかなかの働き者。
回転部分のアタッチメントが交換できるので、写真ではサンドペーパーを取り付けてますがフェルトバフや木バフなど、用途次第でいろんな作業が効率化します。
コバを磨いたり、削って整形したり、道具の仕立てにも便利なマルチプレーヤーです。
卓上ボール盤 GREATTOOL GTB-13G
用途はひとつ、穴を開けるそれだけ!
でも、正確に垂直に決まった大きさ、決まった深さに穴を開けるという作業は機械じゃないと難しいものです
ダレスバッグなどに使う口金に、金具用に穴あけする時には必須のマシンです。
ADECE
フランス製の電気念〜温度が一定に保たれ、アタッチメントもかなり豊富
フチ念をひいたり、電気ゴテとして蜜蝋を溶かし込んだりと作品の仕上げに欠かせない存在です。
刃物研磨機 日立工機 GK 21S2
名前の通り、丸い砥石を回転させて刃物を研ぎます
水を潤滑させながら研げるので革包丁その他、刃物ならなんでもOK
切れない刃物ほど危ないものはないので、いつもキレッキレの包丁で作業しましょう!
以上、ちょっと長くなってしまいましたが、教室機材の紹介でした。
この他にも細かい道具がたくさんあります、そのうちまた少しづつお見せしていこうと思います。